【雑記】白の闇(ネタバレ注意)

query_builder 2022/02/28
雑記
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サラマーゴの「白の闇」を読んだよ。

カミュの「ペスト」は単なるパニック小説として読んだけどこれはかなり違う。

文体も「ペスト」はエラク難しかったけど、こちらはスラスラと進む感じ。


"目が見えなくなる"という恐ろしい伝染症が流行って、接するだけで次々に感染が広がっていくんだ。

かかったら廃病院へ隔離され、そこでの悲惨な生活描写。


みんなが見えてないから、中にはウンチをその辺でしちゃう奴も出てくる。💩

結構毛だらけ猫灰だらけ、お尻のまわりはクソだらけって!

(ボクはちゃんとトイレへ行くよ!(ウソ付け!))(笑)


少し経つと、感染者の中でもグループが出来て悪い奴らが配給される食糧を独占しちゃう。

食料が欲しければ性処理の為、女を差し出せ!って。

それに従うか?従わないか?の葛藤。


下界へ出ても全ての人が見えなくなってるから、インフラも動いてないし、医者、病院も役立たずという荒廃した状況。

そんな感じで物語は進んでいくんだけど、感染原因とかタダ一人目の見えてた"医者の妻"がなんでかからなかったのか?には最後まで言及は無し。


言いたいのはそういう事じゃない。


最後の最後にその目の見えてた"医者の妻"が一言。

目が見える、目の見えない人びと。でも見ていない。

ここ読んでドキーッ!とした。

これが作者が言いたかった事だね。たぶん。


今の世界を見ると国家の悪事に対しても見て見ぬフリ、見えてても見ない。

回りに迎合するだけの一般大衆。

そんな世の中を痛切に批判してるように思うよ。


みなさんも、読んでみてね。お薦めよ。


こちらは今日の昼メシ。

西原町のジョリパスで安さ自慢の日替りメニュー、エビとベーコンのトマトクリームは693万円なり!

厨房に入ってたKちゃんのスペシャルバージョンだ!

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